マイナス思考に捉われない生き方|STRESS FREE

本記事は、読書コミュニティLectioにて、メンバーが作成した記事です。
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■書籍紹介

■書籍情報

タイトル:STRESS FREE
著者名:オリヴィア・リームス
出版社:ポプラ社
初版発行日:2022/4/6 

■「STRESS FREE」の概要

本書はTEDトークに登壇し「不安の乗り越え方」についてのスピーチで一躍有名になった、メンタルヘルスの専門家オリヴィア・リームスさんによって書かれた本です。

日常に潜むあらゆるネガティブな思考から解き放たれるための63の思考法、行動例がわかりやすくまとめられています。

優柔不断、ストレス、自制心、マイナス思考、孤独、憂鬱など、人々が陥りやすいネガティブな感情について

①  今すぐ実行できる「即効」メソッド
②  感情が起こる科学的背景
③  じっくり取り組みたい本格メソッド

の3つの観点で具体的に解説されています。

■「STRESS FREEを読んでほしい人

本書の「はじめに」の章で述べられているのですが

・決断するのが苦手
・やる気がなかなか出ない
・目の前の誘惑に弱い
・大きなストレスを抱えている
・心に余裕がない
・不安や心配ごとが頭から離れない
・孤独感にさいなまれている
・恋人やパートナーと別れて傷ついている
・憂鬱から抜け出せない

というような悩みを抱えている方には是非読んでいただきたいです。

■ピックアップポイント:楽観視できる人と悲観視する人の考え方の違いとは?

不安や心配事が頭から離れずに、一つのことでくよくよしてしまう人がいる一方、何が起きても肯定的に捉えて前を向いて行動できる人もいます。

「マイナス思考」にとらわれずに生きていくためにはどのような考え方が必要なのでしょうか?答えは単純、思考を自分の「望んでいるもの」に集中させ」、「避けたいこと」には向けないことです。

「避けたいこと」に対して意識を向けすぎると、次第にそのことばかりに頭を使い、やがては望まないことへのフォーカスが強くなります。

自分が望んでいることをしっかり考え、楽しめる方法を考え続けると、無力感はなくなり前向きになることができるのです。

実際、楽観的な人は失敗をしたときも「あのやり方がまずかったんだな、じゃあ、別の方法を試そう」と望んでいる未来に向かって真っすぐ突き進むことができます。

逆に悲観的な人はひとつミスをしただけで「自分にはいつもツキがない」と自己否定をし、その考えを人生一般に当てはめてしまいます。

「自分に厳しくしすぎず、改善を重ねていく。」
そのように意欲的に、問題があれば自分から解決しようという姿勢により、やるべきことを見つけたらすぐに積極的に取り掛かることができるのです。

■ピックアップポイント心がいっぱいでパンクしそうなときは?

あまりにも多くのことが同時に起きて、処理が追い付かなくなると私たちの脳みそはパンク寸前の状態になります。

パンクを起こしてしまうと、眠れなくなったり、自分のケアが疎かになったり、ものごとをやり遂げるのが難しくなったりします。

そんなときに重要なのは「一歩立ち止まること」

足を止めて、他人や仕事のことを忘れ、あれこれ考えてしまう自分の思考とも距離を置く。そして、心の中にある用事や不安や心配事をすべて吐き出し次の一歩に集中する。

まず一つすぐに達成感を味わえるものを選び、それだけに集中する。

そうすることによって「できた喜び」を味わうことができます。

自分が今どんな状況にあり、この状態は自分にとってどんな悪影響があるのかと自問自答を続けることで、客観的に自分のことを見ることができるようになります。

目の前のタスク一つだけに集中する。

日々の生活の中でも実践できる簡単な考え方です。

■最後に

ここで紹介したメソッドは本書の1つの章を切り取っただけの本の一部です。
本書では、「この本を読んでほしい人」で上げた、それぞれのケースに対して、科学的根拠に基づいた方法が多数挙げられています。

今の自分の考え方を変えたい人、前向きに人生を歩みたい人は是非ご一読ください。

記事について

執筆者情報
名前:なべちん
職業:営業
Twitter:https://twitter.com/beyondnabe
Instagram:https://www.instagram.com/nabechangrams/

この記事を書いた人

マグ

マグ

Twitterフォロワー数9万人の、読書系インフルエンサー。Voicyにて書籍紹介。1%読書術(KADOKAWA)著者